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腰痛の予防

 人として立ち歩いて生活している以上、腰痛を経験する危険性はゼロではありません。けれど、日頃のケアと普段の身体の動かし方に注意することで、ある程度の予防はできます。


肉を伸ばす運動、ストレッチを毎日行う

 まず、日頃のケアについてお話します。身体の筋肉が硬くて伸びにくいと、ちょっとした動きでも筋肉を傷めたり、血行不良を起こしやすくなります。そのため、筋肉を伸ばす運動、ストレッチを毎日行いましょう。できれば1日2回、朝と寝る前に行うことをお勧めします。人は朝目覚めた直後が、最も筋肉は硬くなっています。そんな状態で、洗顔や靴を履くなどで中腰姿勢をとったときに、腰痛を感じる方もいらっしゃいます。朝のストレッチは、硬い筋肉を柔軟にすると同時に、身体の動き具合を自分で確認することにつながります。また、夜寝る前のストレッチは、筋肉の緊張を更に緩めて、眠りを深くしてくれます。夜眠っている間は一番リラックスでき、筋肉の緊張も緩んでいる時間です。同時に、ストレッチは、筋肉にたまった疲れを洗い流す効果もあるので、翌日に疲れを持ち越さないことにもつながります。


立っているときと同じ姿勢になるような寝具を選ぶ

 予防の観点から言うと、実は寝具も大切です。寝具が硬すぎてお尻が押し上げられる、逆に柔らかすぎてお尻が沈み込みすぎる、どちらも腰にとってはあまりよくはありません。寝具の上に仰向けになったとき、頭から骨盤、足首までがだいたい一直線になるような寝具を選ぶとよいでしょう。


高さの調節を腰ではなく、脚で行う

 次に、腰に負担をかけにくい動き方について、お話します。中腰姿勢を長時間とり続ける、または脚は伸ばしたまま腰を曲げて床にある物を拾うなどの動作は、腰を痛める代表的な動き方です。どちらの動きも特徴は、両手と対象物の高さを合わせるために腰を曲げているという点です。この動き方は腰椎と、腰の筋肉に極端な負担をかけてしまいます。この場合は、高さの調節を腰ではなく、脚で行いましょう。下にある物を拾う場合には、背中は真っ直ぐの状態を保ちながら膝を曲げてしゃがみ込みます。また、自分のおへそより下にある台の上などで作業する場合は、椅子を使って座りながら行う、作業する場所を少し高い位置にするなど、高さの調節に工夫をしてみましょう。
 腰痛の予防には、腰を曲げて行う動作を、出来るだけ脚でも行うことが大切です。その意味では、脚の柔軟性と筋力も腰のそれらと同じくらい大切になります。



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