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腰痛の治療と対策

 腰の痛みを感じてから1週間以上変化がないなど、長い期間腰痛で悩まされるようになったら、病院受診をお勧めします。特に、整形外科を受診して、骨(腰椎)に異常がないかどうか、確認してもらうとよいでしょう。


椎間板ヘルニアなど重症な腰痛の場合

 腰椎の椎間板が破れて神経を圧迫する(椎間板ヘルニア)など、腰痛の原因が比較的重症で、そのまま生活し続けていると脚に麻痺が起こるかもしれないといった場合には、手術が行われます。現在は、一部の椎間板ヘルニアの手術は、内視鏡を使って行われるので、小さな傷が数箇所できるだけで、入院期間も短くて済む場合もあります。


手術が必要ないような腰痛の場合

 手術が必要ないほどの腰痛の場合に、病院で行われる治療としては、腰を温める(疲れた筋肉をほぐして血行を改善する)、腰の牽引(骨と骨との間の圧力を一時的に緩める、筋肉を伸ばしてコリをほぐす)というのが一般的です。一部の医療機関では、腰の筋肉に低周波など人体に問題を与えない電気をかけて、筋肉をほぐす場合もあります。また、リハビリの専門治療を行っているところでは、腰の柔軟性や筋力を測定し、必要があれば筋肉を鍛える体操と、筋肉をほぐすストレッチの方法を教えてくれます。更に、普段の生活の中で、腰痛を招きやすい、気をつけた方がよい動作や動き方などを注意し、よりよい動きかた教えてくれます。

 しかし、定期的に病院に行って治療を受けることが難しい方の場合は、どうすればよいでしょうか。

 まず、出来るだけ朝起きた時と夜寝る前に、ストレッチを行いましょう。朝は最も筋肉が伸びにくい時間帯です。ストレッチをすることで、筋肉の血行をよい状態にしてくれます。また、夜寝る前のストレッチは、筋肉の1日の疲れをほぐし、ぐっすり眠れることで身体の緊張までもほぐしてくれます。


痛みによって日常生活に支障をきたしている場合

 痛みが気になって家事や仕事ができないという場合は、腰を保護するベルト(コルセット、あるいはウェストニッパーなど)を装着すると、痛みが随分と楽になります。原因のところでお話しした、腰椎の保護に必要な筋肉の収縮を、ベルトが助けてくれます。ただ、ベルトをつける機会が増えると、同時に腹筋や背筋の筋力はどんどん落ちていきますので、ベルトを外すときは注意しましょう。また腹筋、背筋の筋力トレーニングを併用して、筋力を維持するように心がけましょう。



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