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腰痛の種類と症状

 多くの方が、一度は腰痛を経験したことがあるのではないでしょうか。症状がひどくなると、寝返りすら辛く感じる場合もありますよね。

 人が腰痛を訴えるときに、『腰』とよぶ範囲はとても広くて、肋骨の下辺りからお尻付近までを指していることが多いです。そして腰痛の原因には、腰の骨(腰椎)やその周辺の筋肉と、一部の内臓が関係していて、症状はその原因によって異なります。


腰の骨の問題による腰痛

症状:動き始めに走る激痛

 腰椎の問題によって起こる腰痛の症状の特徴は、同じ姿勢では痛みは感じないのですが、身体を捻ったり椅子から立ち上がるなど、姿勢が変わるときに特に痛みが強く出ることです。また、姿勢によって腰には体重の2〜2.5倍の重さがかかる場合があり、布団の上に寝ているときは無症状なのに、起き上がったりして身体の重さがかかると痛みがでるという場合もあります。痛みの感じ方は「ビリッと痛みが走る」とか「太い針で刺されるような鋭い痛み」が多く聞かれます。他に、椎間板(骨と骨の間にあるクッションのようなもの)に問題があると、脚のシビレを伴うことがあります。


腰周辺の筋肉が原因で起こる腰痛

症状:温めると楽になる腰痛

 次に、腰周辺の筋肉が原因で起こる腰痛です。これは一部の肩こりと原因がよく似ています。一定の姿勢を長時間続けて筋肉が働き続けると、筋肉自身が血管を圧迫します。すると筋肉の中で血行不良が起こり、疲労物質が蓄積して痛みが起こります。症状として「朝起きてから徐々に痛みが強くなる」「お風呂に入ったり運動したりして体が温まると痛みが軽くなる」「背骨の両脇が痛い」「重く固いものを常に押し当てられているような、重苦しい痛みがある」などが多く聞かれます。


腰以外に原因がある腰痛

症状:腰からお尻に感じる重苦しい痛み

 股関節に問題があって、股関節自体は痛くないのに腰の筋肉痛から先に症状が出る方もいます。何らかの治療をしているにもかかわらず、腰の筋肉の痛みを長期間感じていらっしゃる方は、一度医師に股関節を診てもらうことをお勧めします。


内臓に原因をもつ腰痛

症状:体の奥に感じる重苦しさ

 この他に腎臓や、特に女性では子宮・卵巣に問題があって、腰痛を感じる場合があります。内蔵が原因で起こる腰痛の特徴は、身体の表面ではなく奥のほうで重苦しい痛みや疼きがあることです。症状としては、重苦しさが長い期間で徐々に強くなる、温めたり布団の上に横になっても症状やその強さがあまり変わらないといった点が特徴です。

腰痛を感じたとき、腰の中心部のある一点を両手で押さえている場合は、腰椎に原因がある場合が多いです。また、腰の中心よりも両脇を両手で、また上から下へと比較的広い範囲で押さえている場合は、筋肉に問題がある場合が多く見られます。「腰が痛い」と感じたとき、真っ先にどこに手を当てていますか?



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