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肩こりの予防

 人間の体とは、実に複雑です。一箇所の細かい変化が、別なところに変化を要求したりします。


姿勢を見直す

 肩こりの元になっている筋肉にかかる負担は、立っている姿勢での肩甲骨の状態によって変化します。また、肩甲骨の状態も、実は腰や背中の背骨の状態によって変化させられるのです。重力が働いている地球上で立っているとき、人間の姿勢は地面に近い足元から順番に決められ変化、適応するようプログラミングされています。脚の筋力を使わずに立っていようとすると、骨盤の位置がし、次に背骨が、更に肩甲骨、頸と順に位置が好ましくない方向に変化せざるを得なくなってしまうのです。

 つまり、肩こりを少しでも軽くするためには、まず姿勢から見直して見ましょう。自分の姿勢を横から見てみましょう。耳たぶのやや後ろ側と、肩の骨(鎖骨の延長線)とを結んだ線が、地面と垂直になっていて、自分の土踏まずあたりにつながるのが、良い姿勢の目安といわれています。もちろん、骨盤の状態にも規定はありますが、細かいのでここでは割愛します。座っている状態であれば、浅めに腰掛けて背筋を伸ばしていると、自然と肩甲骨もよい位置におさまるでしょう。


朝と晩のストレッチ

 筋肉が硬くなってしまわぬよう、朝と晩にストレッチをしましょう。起き上がった時点から、肩の筋肉は活動します。朝は筋肉が最も硬い時間帯です。ストレッチをすることで、これから働く筋肉の血行を、よい状態にしてあげましょう。また、晩に行うストレッチは、入浴中や入浴後に行いましょう。一日の疲れを取り、筋肉の疲労物質を洗い流してあげましょう。


頸から肩を温かく(冷やさないように)

 人間の体温は、筋肉や肝臓で作られ、血液によって全身に運ばれています。つまり、体温の維持には、血液は欠かせない役割を果たしているのです。そして、体が外から冷やされると、体温を奪われるのを防ぐために、その部分の血流を少なくしようと反応します。これが、頸から肩周辺の筋肉で起こると、肩こりの症状につながります。特に、冷房を使用する時期は、頸から肩を冷やさぬよう、対策を講じましょう。


適度に体操を

 一つの作業に集中するあまり、姿勢を全く変えずにいることは、肩こりにつながります。長くても30分に一度、短ければ10分に1度程度は、立ち上がって大きく腕や肩を回したり、頸を回すなどして、肩甲骨周辺の筋肉を緩めてあげましょう。



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