健康器具比較.com > 肩こりの治療 > 肩こりの治療と対策

肩こりの治療と対策

 肩こりの治療は、実はとても複雑です。詳しいお話は予防の所に譲りますが、肩こり症状の一部は、よりよい姿勢を心がけることで、随分と楽になったりもします。


手や足のシビレを伴う肩こりがある方

 頸から肩にかけての筋肉の脹りとともに腕や手、足のシビレ、感覚の鈍さ、力が入りにくいなどの症状がある方は、何よりも先に整形外科を受診したほうが良いでしょう。いずれの症状も、神経が何らかの形で、好ましくない状態になっていることを示しています。頸の骨(頚椎)の問題といっても、椎間板ヘルニア以外にも様々な病気があります。治療法はその病気によって異なります。単なる肩こりと思わず、病院で原因を見つけてもらい、適切な治療を受けることが先決です。


肩周辺の筋肉のこりが主症状の方

 手や足にシビレなどの症状が無いからといって、骨に異常が無いとは言えないのが事実です。できれば、整形外科を一度受診し、骨や関節に異常が無いことを確認しておくことを、お勧めします。


肩こりに湿布を使用する場合

 肩こり症状があるために、薬局で湿布を購入する方も多いことでしょう。その場合「温かい湿布と冷たい湿布、どちらにしますか」と聞かれて困った方は少なくないでしょう。この場合、事故などによって起きた急激な痛みで、熱感など炎症を伴っている場合は、冷たい湿布が適当です。まず、冷やすことが第一だからです。けれど、急激に起きた痛みではない場合は温かい湿布、もしくは冷たい湿布のどちらでも結構です。一般的な肩こりに対して使用する湿布は冷やす、温めるという効果よりも、必要な薬剤を皮膚から浸透させることが主な目的です。


リハビリ設備をもつ病院を受診した場合の治療法

 リハビリ設備を持つ病院を受診した場合は、機器を用いた治療も行われます。行われる治療は、主に2つです。一つは、温熱療法です。温湿布や、電子レンジと似たような光線を使って、治療対象の筋肉を温めます。筋肉の血行を良くして代謝を改善したり、疲労物質を洗い流したりして、筋肉の柔軟性を高めます。もう一つの治療法は、頸椎牽引です。低めの椅子に座り、顎と後頭部にベルトを掛けて、頭を斜め上のほうに引っ張りあげることで、頸を伸ばすのです。こう説明すると、とても恐ろしい治療法のように聞こえるかもしれません。引っ張る重さは10kg程で、引っ張られている間は「頭が支えられて、頸が楽になる」という感じがします。頸の骨と骨の間の関節を広げるというよりは、筋肉を伸ばしたり緩めたりを繰り返すことで、マッサージ効果を狙っているのです。一度治療を受けると、とても気持ちよく、また頸が楽になりますよ。


Copyright (c) 2009 健康器具比較.com. All rights reserved.